竹菱 正広Takebishi Masahiro

一つひとつの現場が真剣勝負、
お客様の期待値を超える仕上がりを目指しています。

お仕事の流れを教えてください。

まずは、元請業者（建設会社など）から型枠工事の図面が送られてくるので、工事内容を把握し、見積書を出します。それが認められたら正式受注。その後、現場監督と打ち合わせをして、使用する資材の選定やスケジュール調整を行い、現場を視察します。続いて、図面に合わせて社内で型枠を組立・加工します。そして現場に入って型枠を施工。コンクリートを流し、固めます。固まったら脱枠作業をし、現場の道具を引き上げ、掃除後、工事完了となります。

私が大事にしているのは顧客満足です。お客様が求めているのは精度なのか、スピードなのか、コストなのか。その要求をきちんと読み取って、期待値の110％の成果を出すことを目指して日々、取り組んでいます。

仕事内容とその魅力を教えてください。

自分は年齢的に中間層に当たります。なので、工事の現場代理人として予算や工程、資材調達などを仕切るほか、若手の技術指導も担っています。昨年は数十年ぶりの大雪に見舞われ、工程管理に苦心しました。毎日が除雪との戦いで厳しい作業でしたが、自分たちが手掛けたものが形となって残り、完成後、多くの利用者に親しまれている光景を見ると大きなやりがいを感じ、また頑張ろうという気持ちになります。

現場を仕切る立場として、一番気を遣っているのはスタッフの安全管理です。危険な現場ではちょっとした油断が大事故につながりかねないので、特に安全教育と訓練には時間をかけています。

学生さん、求職者へのメッセージ

就職して十数年。入社したばかりの頃は解らないことだらけで先輩や現場の職人さんに迷惑をかけることもありましたが、教えられ、励まされながらここまでくることができました。こうして毎日やりがいをもって働けるのは、一緒に働く仲間や上司に恵まれてきたから。職場の明るい雰囲気や働きやすさに支えられてきた面も大きいと思います。

これから就職活動をするみなさんにアドバイスできるとしたら、実際の職場を見学して仕事内容や職場の雰囲気などを細かく観察してほしいと思います。遠慮せずにどんどん質問して、自分がそこで働けるかどうか、自分がそこで働く姿をイメージできるかを見極めてほしいと思います。